【結論】
際立った特徴は、「首長経験年数が長いこと」と「自治体の規模が小さいこと」です。
元県庁職員から見て、セクハラやパワハラ、問題発言などで取り沙汰される首長には特徴があります。
まず、ひとつ目が、首長経験年数が長いこと。
首長は1回当選すると4年の任期ですが、3期目や4期目と年数が延びるにつれ、その自治体の中での首長の発言力がどんどん強まります。
たとえ首長がおかしなことを言っていても、反論できる人がいなくなってしまうのです。
そうなると、首長は裸の王様になり、周りが見えなくなってしまいます。
次に、自治体の規模が小さいこと。
規模が小さい自治体は、職員が少なく、どうしても閉鎖的になりがちです。
そうした風通しの悪い自治体で、威張り散らすタイプの人が首長になると大変です。
首長がハラスメントをしたとしても誰も止めることができず、ハラスメントを受けた部下も誰にも相談できなかったりします。
もちろん、当選回数が多くても、自治体の規模が小さくても、立派に仕事をされている首長が大半で、不祥事を起こすのは一握りの首長ですが。
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