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ChatGPTなどの生成AIは、公務員試験の面接対策に使える?

ChatGPTなどの生成AIは、公務員試験の面接対策に使える? 公務員試験(ChatGPT)

公務員試験の面接対策にChatGPTを活用せよ!

最近よく耳にするChatGPT。公務員試験の面接対策に活用できるの?と疑問に思っている人にお答えします。

超活用できます!!

例として、志望動機を考えるときにChatGPTを活用することを考えてみましょう。

生い立ちや経験、好きなことや性格などの「自分に関する情報」、どこの自治体で働きたいと考えているかなどの「自治体の情報」をChatGPTに与え、「公務員試験の面接で、志望動機を聞かれた時の回答を2分程度で話すことのできる長さで考えてください」といったような指示を出せば、ChatGPTが模範回答を示してくれます。

ただし、もちろん注意点や限界もありますので、それについてはきちんと理解しておく必要があります。たとえば、本番の面接は生身の人間を相手にすることになりますので、ChatGPTを使って回答を考えるだけでは面接試験の対策は不十分です。

この記事では、公務員試験の面接対策にChatGPTを活用することのメリット、デメリット、注意点、限界などについて解説します。

ChatGPTを活用するメリット

なんといっても、一番のメリットは「ザ・模範回答」がわかることです。

たとえば、自分の特徴として、以下の3つがあるとします。
①小学校から高校までテニスをしていた
②自宅で祖母の介護を手伝っていた経験がある
③大学では、経済学を専攻し、飲食店でバイトをしていた

これらの前提情報をChatGPTに与えることで、こうした特徴を持つ人物が面接でどう回答するのが模範的か知ることができます。

上記の前提情報を持つ人間が、「志望動機」「自己PR」「大学でがんばったこと」を聞かれたときにどう回答すればいいと思うかChatGPTに聞けば、模範解答を教えてくれるのです!もしその模範回答が気に入らなかったら、さらにChatGPTに注文を付けて、自分好みの回答にたどり着くまでやり取りを続けることもできます。自分の具体的なエピソードもChatGPTに与えれば、具体性のある回答を引き出すことだって可能です。

つまり、ChatGPTを使いこなせるようになれば、合格ラインの回答を導き出すことができるのです。

ただし、どんなにやり取りを続けても、ChatGPTから得られた回答はあくまでChatGPTの回答であるため、それを参考にしつつ、自分の言葉で表現し直す必要があります。

また、生身の人間にアドバイスをもらう場合には、どうしてもその人の感情やバイアス(偏見)が入ってしまいます。

その点、ChatGPTは、感情や偏見を持たないため、客観的なアドバイスをすることが可能です。これも大きなメリットでしょう。

ChatGPTを活用するデメリット

もちろんデメリットもあります。

例として、志望動機を考える際に、人間からアドバイスをもらう場合と、ChatGPTからアドバイスをもらう場合の違いについて考えてみましょう。

人間からアドバイスをもらう場合、自分の生い立ちや経験についてアドバイザーに話すときに、優秀なアドバイザーであれば、言葉や態度からにじみ出るニュアンスを感じ取り、「この人のこの言葉には、なにか深い意味がありそうだな」とか、「この人のこの言葉には、力強さがなくて迷いがあるな」とか、そういったことを察知することができます。

しかし、ChatGPTはテキストのみでしかコミュニケーションが取れないので、テキストに現れない感情の機微を感じ取ることはできません。

これがChatGPTの一番のデメリットだと思います。ただ、このデメリットは、感情や偏見抜きに客観的な回答ができるというChatGPTのメリットと表裏一体でもあります。

ChatGPTを活用するときの限界と注意点

上述したメリットとデメリットを踏まえたとき、どのように面接対策にChatGPTを活用するべきでしょうか。

まず、大切なのは、あくまでもChatGPTは「補完的」に用いるべきであるということです。

ChatGPTは、断片的な情報から、模範回答を出すことに優れています。公務員試験を受ける人は、十人十色でいろんな人がいますが、それぞれの人の前提情報にあった模範回答をChatGPTは示してくれます。

前述した通り、もしその模範回答が気に入らなかったら、さらにChatGPTに注文を付けて、自分好みの回答を出してもらうこともできます。

そこそこ納得のいく回答をChatGPTから得ることができたら、その回答を土台にして、さらにそれを自分の言葉で表現し直し、アレンジしていけばいいのです。

この「自分の言葉で表現し直す」という部分をおろそかにしてはいけません。面接官は、どこかからの受け売りの模範回答に敏感です。「この人は自分の言葉で話していないな」と面接官に感じられてしまうようではいけません。ChatGPTの回答はあくまで参考程度に留め、自分の言葉で自信をもって答えられるようにしましょう。

最後に、決して忘れてはいけないのは、「ChatGPTは生身の人間ではない」ということです。

本番の面接で待ち受けるのは、言うまでもなく「生身の人間」です。面接対策をする上で、生身の人間を相手にした模擬面接を重ねることは必要不可欠です。

話し方や表情なども、模擬面接で確認するしかありません。話す内容を考えるにあたってChatGPTが有用なのは間違いありませんが、結局は生身の人間からのアドバイスが必要です。

私は、S県首席合格者として、ココナラで公務員試験の面接指導や、ES作成支援を行っています。ぜひご利用ください。

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